ジャンプスターターの使い方について質問を頂いたので、私の所有している「Arteck ジャンプスターター」について説明します。
Arteck ジャンプスターター 8000mAhモデル
商品の仕様
容量 | 8000mAh |
ジャンプスターター出力 | 12V |
ジャンプスターター起動電流 | 150A |
ジャンプスターターピーク電流 | 300A |
対応車両 | 12V 2.5L ガソリンエンジン車まで |
USB出力 | 5V / 2.1A |
入力電荷 | CC / CV・5V / 2A |
寸法 | 135 × 75 × 20 (mm) |
動作温度範囲 | -20℃ ~ 60℃ |
パッケージ内容
Arteck ジャンプスターター | ×1 |
ジャンプケーブル | ×1 |
充電用ケーブル | ×1 |
専用ケース | ×1 |
取扱説明書 | ×1 |
専用ケースには付属品すべてを収納することができます。
充電用ケーブルは「iPhone/iPad/iPod用(Dockコネクタ)」「miniUSB」「iPhone用(Lightning)」「microUSB」に対応しています。本体の充電にも利用できます。
ジャンプスターター本体への充電
ジャンプスターター本体への充電は任意の「USBカーチャージャー」などから行ってください。充電端子は「microUSB」なので付属の充電ケーブルが利用できます。
ジャンプスタート操作
ジャンプスタートの操作手順を説明します。
ジャンプスターターの充電量を確認する
ジャンプスターター本体のボタンを短く押して充電量を確認します。エンジンをスタートさせるには少なくとも75%以上(LED3個以上点灯)の残量が必要です。排気量が2.5Lに近いガソリン車の場合、100%(LED4個点灯)の残量が必要になります。
ジャンプケーブルを車のバッテリーにつなぐ
ジャンプケーブルのクランプをバッテリーにつなぎます。黒いクランプをバッテリーのマイナス端子につなぎ、赤いクランプをプラス端子につなぎます。※まだスターター本体とは接続しないでください。
C-HRの場合はプラス端子のカバーを外す必要があります。(持ち上げるだけです)
バッテリーのマイナス端子のナットの部分に黒いクランプを挟みます。このときにナットの面とクランプの面を平行に合わせて安定していることを確認してください。
バッテリーのプラス端子のナットに赤いクランプを挟みます。ナットの向きとクランプを合わせて安定していることを確認してください。
接続が安定していることを確認してから次の段階に進みます。
ジャンプケーブルをスターター本体と接続する
ジャンプケーブルをジャンプスターターのソケットに挿し込みます。
事故防止のためにソケットはプラスとマイナスで形状が違っています。
ソケットの向きを合わせて挿し込みます。
ジャンプケーブルのLEDが赤と緑に点滅を始めます。
しばらく待つと(5秒ほど)LEDが緑点灯して通電状態になります。
個人的な経験からの予想なのですが、車のバッテリー残量があまりにも少ないと(電圧が低いと)自動的には緑点灯に移行しません。
しばらく待ってもLEDが緑点灯しない場合はジャンプケーブル横のボタンを3秒以上長押しすることでLEDが緑点灯して通電状態になります。
エンジンをスタートする
LEDが緑点灯して通電状態になったことを確認してエンジンをスタートします。
もし一度でエンジンが掛からなかった場合は連続して始動せずに少なくとも15秒間のインターバルを空ける必要があります。
個人的には一度目でエンジンが掛からなかった場合は、再びケーブルをつないでから2~3分待ってからスタートすると始動しやい気がします。※本体の発熱には注意してください。(実践する場合は自己責任でお願いします)
ジャンプケーブルを本体のソケットから抜く
エンジンが始動したらできるだけ速やかに本体からケーブルを抜いてください。
ジャンプケーブルをバッテリーから外す
ジャンプスターターのクランプをバッテリーから取り外して作業完了です。
電子機器への充電操作
5V / 2.1AのUSBポートからスマートフォンやその他の電子機器へ充電が可能です。
USBポートを利用するには付属の充電ケーブルか任意のケーブルを使用して充電したい電子機器と接続します。
本体の「Power」ボタンを押すことで充電が開始されます。
LEDライト
個人的な感想になりますが、搭載されているLEDライトは暗闇でジャンプ作業を行うのに必要最低限の明るさしかありません。ただし点灯可能時間がとても長いので(120時間以上)非常時にはモバイルバッテリー以外にも常夜灯として利用できそうです。
LEDライトの点灯方法
LEDライトは本体の「Power」ボタンを3秒以上押すと点灯します。
点灯後、ボタンを短く押すことで「点灯 → SOSモールス信号 → 点滅 → 消灯」と切り替わります。
消灯後、再びLEDライトを点灯させるには「Power」ボタンを3秒以上押してください。
ジャンプスターター通電時の電圧(V)
ジャンプスターターが通電したときの電圧(V)を測定しました。
ジャンプケーブルとジャンプスターターを接続するとジャンプケーブルのLEDが緑と赤の点滅をはじめます。バッテリーに接続していないので通電はしません。
ジャンプケーブル横のボタンを長押しして強制的に通電させます。
LEDが緑点灯に変わり通電中です。電圧(V)は12.22Vでした。
ジャンプスターターの充電量がどの程度までこの電圧を出力できるのかは不明ですが、本体のLEDが1個しか点灯しない状態(25%以下?)ではハイブリッドシステムを起動することはできませんでした。
ジャンプスターターの注意点
車内環境は劣悪なので車載しているジャンプスターターの劣化や充電不足などの心配があります。いざというときに使えないのでは意味がないので定期的な点検(少なくとも3カ月に一度程度)を心掛けましょう。
コメント