補器バッテリーの電圧測定

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補機バッテリーの電圧の調べ方の質問を頂いたので何通りか測定方法を記事にしました。

ことの発端は過去の記事で “今のところエンジンを切った直後の電圧も12.6~12.8Vあるので大丈夫だと思います。” とシステムオフ後の正確なバッテリー電圧を測っているかのように書いてしまったためです。(紛らわしい表現で誤解を招き申し訳ありませんでした)

バッテリーあがりであたふた
朝、エンジンをスタートしようとプッシュボタンを押すと「カチカチカチカチカチッ」という音と共にシステムが高速で点滅を始めてエンジンが始動しませんでした。

記載した電圧はOBD2接続された「レーダー探知機」のシャットダウン寸前の電圧計の値です。パワーオフ後も数秒間は電流が流れているのでシステムオフ後に下降するバッテリー電圧を途中まで見ることができます。

私が見たことのあるシャットダウン寸前の電圧計の最低値は11.8Vでした。

バッテリーあがり後にシステムオフの状態で無駄な電力を消費しないよう注意するようになってからは「DRD-H66」からの警告もなくなり、シャットダウン寸前に見る電圧計の値も12.6~12.8Vになりました。

かなり大雑把で曖昧な方法ですがシステム停止後のシャットダウン寸前の電圧監視と「DRD-H66」のバッテリー保護機能の警告の有無(こちらがメイン)での判断は(補機)バッテリーの電圧低下を知る手掛かりとしてある程度信頼できると思っています。

※写真はシステム停止後の電圧計の値。シャットダウンギリギリの電圧は撮影できませんでした。

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DRD-H66のバッテリー保護機能

「トヨタ純正ドライブレコーダーDRD-H66」のバッテリー保護機能はバッテリー電圧の低下を知る目安として利用できます。

バッテリー電圧低下時の音声エラーメッセージ

通常であれば警告はシステムオフ直後かシステムオン直後です。聞き逃さないように注意が必要です。

バッテリー保護のため、駐車時録画をキャンセルしました

警告タイミング:システムオン(電源オン)時

「駐車時録画機能」使用中にバッテリー保護機能が働きました。警告が頻繁であればシステムオフ状態で電力を消費する電装品がないかチェックします。電装品に問題がないのに改善しないようであればバッテリーの充電や交換が必要です。

バッテリーあがり前は結構な頻度でこの警告がでました。利用していたのは「衝撃検知モード」です。

バッテリー保護のため、駐車時録画をキャンセルします

警告タイミング:システムオフ時

この警告はバッテリー電圧が下がっているため「駐車時録画機能」を開始できない合図です。すぐにハイブリッドシステムを起動して5分ほど待ちシステムオフで警告が出るか確認します。頻繁にこの警告が出るようであれば(補機)バッテリーを交換する必要があるかもしれません。

バッテリー交換はDIY可能ですが、自信のない方はトヨタ販売店やカー用品店に相談することをおすすめします。

システムオフ状態でも電力を消費してしまう場面

システムオフ状態でも(補機)バッテリーの電力を消費すると考えられる場面は以下。

洗車中など

システムオフの状態でドアを開け閉めすると、衝撃を検知して頻繁にドライブレコーダーが作動します。それにドアを開けている時間が長いとルームランプやLEDスカッフプレートなどが点灯して電力を消費します。

電子キーを持って車に近づく

電子キーを持って車に近づくと「イルミネーテッドエントリーシステム」や「ドアミラーイルミネーション」が起動します。何度も行き来するとそれだけ電力を消費してしまいます。

「アクセサリーモード」の利用

「アクセサリーモード」はアクセサリーソケットなどの電装品が使用できます。長時間利用すると(補機)バッテリーの電力を消費してしまうので注意してください。

「ONモード」の利用

「ONモード」はメーターなどすべての電装品の電源が入ります。メインバッテリーも起動(ハイブリッド車)していますが、システムはオフの状態なので(補機)バッテリーに充電はされません。電力を大きく消費するので注意が必要です。

補機バッテリー(12V)の電圧を知る方法

前置きが長くなりました。それでは本題に入ります。12V(補機)バッテリーの電圧を知るにはシステムがオフの状態で調べます。

車の使用頻度によりますがシステム停止後24時間以上経ってから電圧を測定すると普段のバッテリーあがりの危険性を判断するのに役に立つと思います。もちろん24時間もシステムを停止しない方や1週間停止している方もいると思うので臨機応変に対応してください。

テスターで測る

私は今まで「アナログミニテスタ」を使用していましたが、良い機会なので「デジタルマルチメーター」を購入しました。使い勝手も良くリーズナブルな製品なので機会を見てレビュー記事を書きたいと思います。

テスターの測定レンジ設定

デジタルマルチメーター」のダイアルを電圧測定に合わせます。オートレンジなので基本的にはこれでOKです。

12Vバッテリーのできるだけ正確な値を知りたいときは [12V] に合わせると誤差が少ないようです。製品によっては [12V] 専用の測定レンジがありません。

アナログミニテスタ」のようにオートレンジではないテスターを使用するときは測定する電圧よりも大きなレンジを選んでください。

測定レンジは製品によって違います。手持ちのテスターの取扱説明書を参考にしてください。

補機バッテリー(12V)の電圧を直接測る

ボンネットを開けて直接(補機)バッテリーの電圧を測ります。毎回測定するには面倒ですが、これが一番正確な値を知ることができます。

まずは(補機)バッテリーのプラス端子のカバーをはずしてください。上に持ち上げるだけです。

テスターのマイナス(黒)リードをバッテリーのマイナス端子に接触させます。写真はワニ口クリップを使用しています。

テスターのプラス(赤)リードをバッテリーのプラス端子へ接触させます。写真はワニ口クリップを使用しています。

測定中にテスターのマイナス端子をボディなどにショートさせないように注意してください。

このときの結果は12.01V。新品のバッテリーであればもう少し高い数値だと思います。

常時電源から電圧を測る

システムオフの状態で金属部分などボディアースが取れるところにマイナス(黒)リードを接触させ、プラス(赤)リードを常時電源の流れているラインに接続し電圧を測定します。

ボンネットは開けなくても良いのですが常時電源に簡単にアクセスするにはヒューズボックスからラインを取り出したりと、ひと工夫必要です。

C-HR 各種電源の取り出し
C-HRのヒューズボックスからの各種電源の取り出しについて説明します。「ウインカー連動デイライト」にはアクセサリー電源、イグニッション電源、イルミネーション電源を使用しました。

アクセサリー電源から電圧を測る

ハイブリッドシステムを起動させない「アクセサリーモード」か「ONモード」で金属部分などボディアースが取れるところにマイナス(黒)リードを接触させ、プラス(赤)リードをアクセサリー電源の流れているラインに接続して電圧を測定します。

ボンネットは開けなくても良いのですが電装品も稼働してしまうので電圧は徐々に下がっていきます。

「アクセサリーモード」や「ONモード」は電力を消費します。電圧を確認したら速やかに(ハイブリッド)システムを起動させてください。
アクセリーソケットで電圧を測定するのは危険なのでやめてください。奥がプラスで周りがマイナスなのでリード棒などで短絡(ショート)させてしまいやすいです。ヒューズが切れるだけではなく、ECUが壊れることもあるので注意してください。

車載アクセサリーの電圧計を利用する

OBD2接続された「レーダー探知機」の電圧計の他にも車載アクセサリーとして簡単な「電圧計」が販売されています。数値の正確性は低いですがある程度の指標になると思います。

ハイブリッドシステムを起動させない「アクセサリーモード」か「ONモード」で数値を読むことで(補機)バッテリーの電圧を知ることができます。

ボンネットは開けなくても良いのですが電装品も稼働してしまうので電圧は徐々に下がっていきます。

「アクセサリーモード」や「ONモード」は電力を消費します。電圧を確認したら速やかに(ハイブリッド)システムを起動させてください。

T-Connectナビのサービスモードを利用する

T-Connectナビのサービスモードでもバッテリー電圧を知ることができます。

サービスモードに入るにはT-Connectナビの [現在地] ボタンを押しながらヘッドランプスイッチの [AUTO] と [スモール] を交互に3回繰り返します。夜間は [OFF] と [AUTO] を3回繰り返します。

(補機)バッテリーの電圧を知るにはハイブリッドシステムを起動させない「アクセサリーモード」か「ONモード」でサービスモードに入る必要があります。

サービスモードが起動したら [機能検査・調整] をタッチします。

次に [車両信号検査] をタッチしてください。

IG(イグニッション)がOFFの状態で(補機)バッテリーの電圧を知ることができます。

「アクセサリーモード」や「ONモード」は電力を消費します。電圧を確認したら速やかに(ハイブリッド)システムを起動させてください。

ハイブリッドシステムを起動させるのに必要な電圧

ディーラーのサービス担当と話したことがありますが、補機バッテリーの電圧は10.0Vあればハイブリッドシステムを起動させることができると言っていました。整備した経験上の話かもしれませんし、私が実際に検証したわけではないので参考程度にお願いします。

バッテリーの寿命

(補機)バッテリーは正しく使用したとしても3~5年で寿命を迎えると言われていますが、電圧を測るだけではバッテリーの寿命はわかりません。

バッテリー診断機

個人で所有するには微妙な気がしますが「バッテリー診断機」はバッテリーの寿命の判定に有効です。※私は所有していません。

C-HR交換用(補機)バッテリー

もしバッテリーを交換するのであれば純正品でも良いのですが、製造元であるGSユアサの「ECO.R ENJ」の方が高性能です。通販であれば純正バッテリーよりも価格も安いのでおすすめです。

C-HR ハイブリッド車(ZYX10)

標準搭載バッテリーENJ-355LN1
ケースサイズLN1LN1
20時間率容量45Ah50Ah
CCA値295A400A

ENJ-355LN1」適合車種:プリウス(W50系)、プリウス PHV(W52系)、C-HR HV、ジャパンタクシー

C-HR ガソリン車(NGX50)

標準搭載バッテリーENJ-375LN2
ケースサイズLN2LN2
20時間率容量60Ah60Ah
CCA値360A570A

ENJ-375LN2」適合車種:ノア HV、ヴォクシー HV、エスクァイア HV、アルファード HV(H30系)、ヴェルファイア HV(H30系)、C-HR ガソリン車、レクサス NX HV、レクサス RX HV(L20系)、カムリ HV(H70系)、ノート e-Power

最後に

私はドライブレコーダーの「駐車時録画機能」や常時電源を利用した電装品を装着しているので補機バッテリーへの負担は大きいと思います。一応バッテリーあがりは一度しか経験していませんが、もしまたバッテリーが上がるようであればバッテリーの買い替えも検討しなければならないと思っています。もちろんそのときはGSユアサの「ECO.R ENJ」を選びます。

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