ワイパーをDIYでグラファイトコーティングしてから霧雨から強い雨まで体験しました。やはり雨の降り方によってビビリが起きてしまいます。
それでも「グラファイトスプレー」を塗布する前よりは随分とマシになっているので何度か重ね塗りすることで改善するかもしれません。
雨の日の視界
ビビリが激しい場面で写真を撮りました。縞模様が薄っすら見えると思いますが、ワイパーがビビった跡です。雨が激しく降っていてワイパーが高速で動いていました。霧雨ではビビらないので正直よくわかりません。
この写真ではビビリの跡だけではなく撥水コーティング特有の悪いところもはっきりと写っています。雨粒を見るとウィンドウ全体が薄っすらと白い膜で覆われているのが良くわかります。
実は撥水コーティングを行うと強い雨の日の視界は微妙に悪くなります。(個人の感想です)
撥水コーティングのメリット
私が考える撥水コーティングのメリットは2点です。
- 虫の死骸など汚れが落ちやすくなる
- ウロコ(ウォータースポット)が付きにくくなる
雨の日の視界に関してはメリットは感じていません。どちらかと言うとデメリット。
- 水滴が粒状になるので邪魔なときがある
- ワイピング直後に一瞬白い膜になる
雨の日以外でもコーティングが剥がれてくると光が乱反射(ギラギラ)するので夜間の視界が悪くなります。
今後のビビリ対策
雨の日の視界に少々不満があるので(撥水コーティングは定期的にメンテしています)コーティングを剥がしてしばらく様子を見ます。
コーティングを剥がした状態でワイパーがビビるようであれば「グラファイトスプレー」の重ね塗りを考えていますが、治まらなければワイパーゴムを交換するつもりです。
エアロスリムワイパーの魅力
ちょっと脱線しますが、構造的にエアロスリムワイパーと同じだと思われるBOSHの「エアロツイン J-フィット (+)」の製品解説が面白かったので一部引用して紹介したいと思います。詳しく知りたい方はリンク先を見てください。
エアロツイン J-フィット (+)の特徴
ワイパーブレードの接合部を無くしたフラットなフォルムを採用。フロントガラスへ圧力が均一に伝わるため、フロントガラス上の水滴を常に綺麗に拭き取ります。
<解説>
左(トーナメントタイプ):
ラバーを支えるポイント(○部)が少ないため圧力の伝わり方に大きな差が生じています。これが本体金属フレームのガタツキの原因になり、ワイパーアーム(リンケージ含む)への負担が発生。結果として、拭きモレや拭き残しなどの症状が現れやすくなります。
右(フラットタイプ):
フラットブレードを形作る一本の芯全体でラバーを押し付けるため、圧力が全体に均一に伝わっているのが分かります。またフラットブレードは部品点数が少ないためトーナメントタイプより軽く、その分ワイパーモータへの負担が少なくなっています。以上二点の特徴により、ブレード本体の劣化が低減され、スムーズな拭き取りを長期間維持します。
公式動画: ボッシュのワイパーブレード エアロツイン J-フィット (+) 紹介ビデオ
トーナメント式よりも優れていると書いてあります。トヨタもそれを期待してエアロスリムワイパーを採用したのでしょう。他にもオールシーズンOKと書いてありました。エアロスリムワイパーもオールシーズンOKなのかもしれません。
エアロツイン J-フィット (+) C-HR適合品番
C-HRの適合品を載せておきます。今のところ正式に対応しているのは仕様変更前のワイパーアーム用です。Uフック用も発売されているので取り付けることはできそうですが、本末転倒な結果になる可能性も否定できないのが怖いところです。
トップロックタイプ(H28.12~H30.5)
Uフックタイプ(H30.5~)
プリウスの場合は品番からTL(トップロック)がない製品が仕様変更後のワイパーアームに適合しています。C-HRの場合も同様にUフックタイプが使用できると思いますがメーカーで適合確認できていないので実際に使えるのかは不明です。一応適合しそうな品番を載せておきます。
エアロツイン J-フィット (+) AJ65 650mm(適合未確認)
エアロツイン J-フィット (+) AJ40 400mm(適合未確認)
ワイパーの対策品への交換
C-HRは今年の5月にエアロスリムワイパー(トップロックタイプ)からトーナメント式エアロワイパー(Uフックタイプ)への仕様変更がありました。
仕様変更前のユーザーに対しての対応
私がC-HRを購入した販売店に聞いたところ、ワイパーの対策品への交換は無償でできるそうです。
私はエアロスリムワイパーの見たが気に入っているので今のところ交換するつもりはありません。
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