「バッテリーテスター」を購入しました。
バッテリーテスター(バッテリー診断機)を購入
価格はとてもリーズナブルですが、バッテリーヘルスの目安としては十分です。
測定できる項目は、電圧値、内部抵抗値、CCA値の3種類です。(いずれも現在値)
バッテリーの劣化状態はバーグラフで表示され、劣化が進んだ状態では警告表示されます。
バッテリーテスターの使い方
私が購入した「バッテリーテスター」の取扱説明書は英文のみでした。
バッテリーテスター(バッテリー診断機)の接続
まずは「バッテリーテスター」の【赤のワニ口クリップ】をバッテリーの『プラス端子』に繋ぎます。
バッテリーには『プラス(+)』と『マイナス(-)』の表示があるので、接続を間違えないように注意してください。
次に【黒のワニ口クリップ】をバッテリーの『マイナス端子』に繋ぎます。
車載されたバッテリーへの接続
車載されたバッテリーの診断を行う場合は、走行後しばらく経って、イグニッションがオフの状態で測定します。
バッテリーテスター(バッテリー診断機)の電源を入れる
【ワニ口クリップ】を接続したら、電源を入れます。
取扱説明書には、バッテリーに接続したあと【電源ボタン】を1秒間押すように書かれていますが、普通に短く押して電源が入りました。(ロットによる違い?)
測定するバッテリーのCCA値を入力
診断前に測定するバッテリーのCCA値を入力します。
「バッテリーテスター」のCCAの初期値は『500』なので、測定するバッテリーのCCA値に変更します。
CCA値の変更は、セレクトボタン【SET】で桁を選択、上下ボタン【▲】【▼】で数値を合わせます。(1の位は5単位)
私の古いバッテリーのCCA値は『295』なので
『295』に設定し、【OK】ボタンを押すと測定が開始されます。(どこかの桁が点滅している状態で問題なし)
測定結果の表示
結果は数秒で出ます。
ディスプレイ上部のバーグラフは、定格に対して、充電可能な容量を示しています。
取扱説明書による、バーグラフの見方は
- 80%~100%:良好
- 60%~80%:始動可能
- 40%~60%:交換を推奨
- 0%~40%:故障または古すぎるため、交換する必要あり
写真は劣化したバッテリーを測定したので、バーグラフは45%の位置、小さな三角のビックリマークのアイコンも表示されています。(新品の45%の能力しかありません)
【SET】ボタンを押すことで、『電圧値・内部抵抗値』と『CCAの入力値・測定値』を交互に切り替えることができます。
今回購入した「バッテリーテスター」を使って測定したCCA値は『148.7』、点検時ディーラーで測定したCCA値は『147』でした。
思いのほか正確に測定できているようです。
ただ、電圧対するバッテリーローの警告はシビアすぎると思います。
バッテリーテスター(バッテリー診断機)の電源を切る
診断を終えたら、電源ボタンを押して(取扱説明書では1秒間)、ディスプレイを消灯させます。
ディスプレイ消灯後、【黒のワニ口クリップ】(マイナス側)からとり外して作業を終えます。
新しいバッテリーのCCA値
前回の記事で交換した、新しいバッテリーも車載状態で測定しました。
CCA値を『400』にセットして測定。
バーグラフは95%、バッテリー抵抗値は7.91mΩと良好でした。
気温が下がったので日を改めて測定すると
バッテリーロー(厳しい)
バーグラフは85%、CCA値『359.3』でした。
走行後に再測定すると
電圧が12.83Vに上がり、バッテリーローの表示が消え、バーグラフも100%に変化しています。
表示をCCA値に変更すると
測定値が『427.6』に上がっていました。
エンジンルームの温度に左右されているような気が…。
やはり気温が下がるとバッテリーが弱るので、新しいからと言って油断はできませんね。
古いバッテリーのサルフェーション除去(修復モードでの充電)は、暖かくなってから挑戦したいと思います。
CCA(Cold Cranking Ampere)とは?
『コールド・クランキング・アンペア』と読みます。
マイナス18℃の低温環境で、10秒後の電圧が7.5Vになる電流値です。(EN規格)
『CCA 295A(EN)』のバッテリーでは、マイナス18℃の環境で、満充電状態から『295A』の電流を流すと、10秒後に電圧が『7.5V』まで下がります。
数値が大きいほど、低温環境での始動性能が高くなります。
20時間率容量(20HR)とは?
満充電状態から、20時間後に電圧(V)が10.5Vまで下がる電流(A)を20時間掛けた数値です。(細かな測定条件があります)
『45Ah』のバッテリーでは、満充電状態から『2.25A』の電流を『20時間』放電すると、電圧が『10.5V』まで下がります。
数値が大きいほど、充電容量が大きくなります。
※「バッテリーテスター」で20時間率容量は測定できません。
C-HRの補機バッテリー
C-HRは、欧州規格のバッテリーを使用します。
C-HR ハイブリッド車
- ケースサイズ:LN1
- 20HR:45Ah 以上
- CCA:295A 以上
C-HR ガソリン車
- ケースサイズ:LN2
- 20HR:60Ah 以上
- CCA:360A 以上
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