前回の記事ではリヤドアにウェザーストリップを取り付けました。今回はフロントドアの前端に「Z型ウェザーストリップ」を取り付けたので紹介したいと思います。
Z型ウェザーストリップ
前回の記事でチラッと紹介しましたが、フロントドア前端の隙間には「TSUCIA ウェザーストリップ Z型 (黒, 5m)」を使用しました。
素材的には「BT-BASE 車用ドアモールウェザーストリップ 13mmx5mmx5m ブラック B型」と同じスポンジとゴムの中間のような感じで、意外としっかりしています。
Z型ウェザーストリップ取り付け位置
「Z型ウェザーストリップ」は写真の黄色い点線の部分に取り付けます。青い点線は後で説明しますが、「B型ウェザーストリップ」を取り付けました。
Z型ウェザーストリップの貼り付け
「Z型ウェザーストリップ」は点線の位置に室内側からドアヒンジやコネクターの奥に1枚で貼り付けます。
わかりにくいかもしれませんが、フロントドアの貼り付け位置を上から覗いたところです。
ウェザーストリップは貼り付ける前にドアヒンジやコネクターの奥に通しておきます。
矢印がウェザーストリップです。貼り付ける前に長さを決めてカットしま
フロントドア前端の接着面は平らではないので、寒い日は避けて暖かい日に作業を行います。※気温が低いと接着力が弱まるので注意が必要です。
ウェザーストリップの段差をドア前端に合わせて貼り付けていくのですが、注意しなければならない点があります。
ドアヒンジ部分は狭く作業性が悪いので焦らず少しづつ、しっかりと貼り付けていきます。
ウェザーストリップ下端はカーブが始まる手前まで貼り付けました。
貼り付け完了です。両面テープは意外と強力でしっかりと貼り付いています。
ウェザーストリップ上端は内側にオフセットして貼り付けました。目安は無いので現物合わせで位置決めしています。
Z型ウェザーストリップの効果
写真は「Z型ウェザーストリップ」を貼り付けて洗車をしたところです。予想外に水が侵入しまくっています。
よく見ると…。
水はドアミラー上部から侵入しているようです。小D型に改造して貼り付けたウェザーストリップの内側も濡れています。※詳しくは前回の記事をご覧ください。
純正ウェザーストリップの水漏れ対策
純正のウェザーストリップに水滴の跡が…。
車内に水が侵入している形跡はありませんが、段差(写真矢印の部分)から下の部分の外側の純正ウェザーストリップはあまり効いていない感じです。
段差の位置に養生テープでマーキングをして
問題の位置に「B型ウェザーストリップ」を貼り付けました。
ドアを閉めたところです。純正のウェザーストリップが若干めくれていますが、もともと外側のウェザーストリップは効いていないので問題ないでしょう。
この状態で水をかけると…。
水でダバダバです。全然変わりませんでした。
さらによく観察すると…。
もしかして構造上の問題!?
ちょwおまwww
純正ウェザーストリップの外側に、フロントフェンダー内側に向かう大きな空間(隙間)が!?
これはあえて水を導き入れる設計なのかもしれません。
物量作戦で隙間を埋める
勝算は低めですが、このまま引き下がるわけにはいきません。
「改造小D型ウェザーストリップ」だけでは弱いようなので「B型ウェザーストリップ」を加工して。
ここに貼り付けます。
完全に力技、物量作戦です。「改造小D型ウェザーストリップ」と「B型ウェザーストリップ」で隙間を埋めて、上から流れてきた水を「Z型ウェザーストリップ」の上に誘導する魂胆です。
ドアを閉めて上からホースで水をかけてみると
水はほとんど侵入していませんでした。通常の雨程度であれば防ぐことができそうです。ドアの開け閉めも違和感はありません。
ドアを閉めたところです。追加した「B型ウェザーストリップ」は見えません。
「改造小D型ウェザーストリップ」が見えているので見た目はイマイチですが、言われなければ気が付く人はいないでしょう。
ウェザーストリップの効果は?
実はこの加工は6月2日に行っています。3週間ほど経過を見て特に問題がないようなので記事にしました。
この写真は6月27日の夕方に撮影したものです。車は汚れていますが、フロントドアの内部はきれいな状態をキープしています。
上から覗いたところです。「Z型ウェザーストリップ」の剥がれもありません。
フロントドア前部は特に掃除がしにくい場所なので、今回行ったDIYは効果抜群と言って良いと思います。コストもあまりかからないので、興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
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