シートカバーの取り付け(フロントシート)

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Bellezza セレクションタイプ」C-HR用シートカバーの取り付けが完了したので取り付け方と簡単なレビューを紹介します。

運転席側フロントシートカバーの取り付け

一番面倒だと思っていたリヤシート座面は難なく(フィッティングは別にして)終わりました。詳しくは以前の記事を見てください。

シートカバーの取り付け(リヤシート)
「Bellezza セレクションタイプ」C-HR用シートカバーをリヤシートに取り付けました。

残るはフロントシートだけです。座面カバーは被せるだけ、背面カバーも両サイドにチャックが付いているので被せるのは楽勝です。1時間もかからずに簡単に完成するはずでした。しかし実際は背面と座面の隙間がかなり狭く大苦戦することになります。

私は既に終わった気分だったので油断して運転席側から作業を開始しました。本来であれば多少構造が単純な助手席側で肩慣らししてから運転席側を装着した方が簡単だったかもしれません。

純正シートのゴムを外します

シートカバーを被せる前にまずはシート下にゴムで固定されている純正のシート生地をめくり上げる必要があります。これをしなければ座面の隙間からカバーが裏に出てきません。

シートバックポケットに挟めました

めくった生地が作業の邪魔になるので私は折り返してシートバックのポケットに挟み込みました。シートカバーも同じ作りなので作業の邪魔になります。同様にシートバックポケットに挟み込んで作業を行いました。

座面カバーの金具を通します

座面カバーは被せつつ金具の付いたベロの部分をシートの隙間からリヤ側に通します。フィッティングを完全に終わらせてからフロント側から伸びるテープ状のマジックテープをリヤ側の金具を通して固定します。マジックテープを引っ張って座面をフィッティングさせようとすると切れる可能性があるので注意してください。

座面の隙間をできるだけ広くするポイントとして「電動ランバーサポート」と「上下アジャスター」は引っ込めて、「リクライニングは少し倒し気味」にしてください。

それでも隙間はかなり狭いので厚手の手袋をはめているととても通すことができません。私は素手で通して爪と指の間が裂けて血が滲みました。

素手で作業を行う場合は指先を「テーピング」して爪を保護することをおすすめします。

マジックテープオス

座面カバーの先がマジックテープのオスになっていてリヤ側に出るところでフェルトに噛みついてしまいます。いちいち剥がしながら前から押したり、後ろに回って引っ張ったりする必要があるので、気温が-4℃とかなり低いにも関わらず汗だくになりました。

端まで入れて"たわみ"を取ります

特に両サイドはかなり狭くなっているので左右に広げ”たわみ”を取るのを忘れないでください。

付属のヘラでカバーを押し込みます

“たわみ”を取った後は十分に後ろに引っ張ってシートにフィッティングさせていきます。

付属のヘラでカバーを押し込みます

座面サイド部分は付属のヘラでカバーを押し込んで綺麗に収めます。反対側はマジックテープをフェルトに固定すれば座面は完成です。写真はまだ上手くフィッティングできていません。シートのラインと縫い目を合わせるようにフィッティングさせてください。

フックを通すのに大苦戦

背面カバーはチャックが左右2ヵ所にあるので被せるのは簡単です。しかし背面カバーの先に固定フックが5個付いていて両サイドの2ヵ所を通すのが特に苦労しました。

裂けた

隙間が少し広い中央よりを通して何とか反対側に引っ張り出します。リヤ側からフック部分を引っ張る時に力加減に注意しないと私のように避けてしまいます。生地を引っ張る時はできるだけ広い範囲を持って引っ張るようにしてください。

製品保証

Bellezza シートカバー」は「6カ月間または13カ月間の保証」以外にも取り付け時に誤ってカバーを破ってしまった場合、初回に関しては「初回取り付け保証」があるので無償で代品を用意してもらえます。※詳しくはメーカーもしくは販売店に問い合わせてください。

私の場合、見えない所ですし再度作業する気にはなれないので「初回取り付け保証」について適応があるか問い合わせはしていません。

背面カバーのクリップ

たぶんフックを矢印の位置に掛けるのですが(説明書が無いので確定情報ではありません)気温が低く柔軟性が損なわれているためとても届く気がしません。無理に引っ張ると生地が破れそうなので車内が暖かい時に少しずつフィッティングさせていくことにしました。

ゴムは純正のフックに引っ掛けます

シートバックポケットに折り込んでいた背面カバーはゴムを純正の生地が引っ掛けてあったフックに固定します。

この日は気持ちも手も限界なので助手席シートを残した状態で作業を終了することにしました。

助手席側フロントシートカバーの取り付け

1日目はこれでギブアップ

作業を再開するまでの間、車内が暖かいうちに毎日背面カバーを後ろに引っ張っていましたが、素手だったのでフックを掛けられるほどは引っ張り出すことはできませんでした。

3日後、指先も回復したので作業を円滑にすすめるため薄手の手袋を購入しにホームセンターへ向かいました。

DCMブランド ソフト背抜き手袋

当初、ショーワグローブの「組み立てグリップ」を買うつもりでしたが「DCMブランド ソフト背抜き手袋」を購入しました。試着があってぴったりフィットするサイズを選べたのと価格が100円ほど安かったのが決め手です。今回は試着の結果Mサイズを購入しています。わずかに小さめですが、柔らかくて薄いので履き心地は悪くありませんし指先が自由に動くので作業が捗りそうです。

助手席側は背面カバーから装着することにしました。理由としては座面カバーの厚みで隙間が狭くなり、フックを通しにくくなったと思ったからです。

フィットした薄めの手袋と取り付ける順序を見直したことで背面カバーは初日ほど苦戦せずに通すことができました。

今度は座面が通らない

しかし今度は背面カバーで狭くなった隙間を座面カバーが中々通りません。出口付近でマジックテープが純正のフェルトに接触してブレーキを掛けています。あまり無理をすると手袋が破れるか爪の間がまた避けてしまいそうです。

マジックテープを織り込んでみた

試しにマジックテープを折って通そうとしましたが、厚みがありすぎて全く通すことができませんでした。

得意の養生テープ

そこで得意の養生テープをマジックテープに貼り付けて通してみることにします。

出てきたー!

あっさり成功しました。薄いビニールをあらかじめ通しておいたりフェルト側に養生テープを貼っても同じような効果を期待できそうです。今、思えばフックも「PE平テープ」などを利用して引っ張ればもっと簡単に通せたのかもしれませんね。勉強になりました。

フックが届きました

背面のフックは車内を暖かい状態にしてシートヒーターを強で稼働させることで何とか届かせることができました。指先と握力の回復と手袋のお陰もあったと思います。

両サイドのフック

しかし5カ所のフックをすべて掛けるには純正の生地を止めている両サイドのフックを2ヵ所外す必要があります。※説明書には何も書いていないので間違いかもしれません。

そのまま放置

私は純正のフックを外すのが面倒なのでそのまま放置して作業を終了しました。

助手席側フック

もちろん助手席側のフックも届かせることに成功しました。

なんとか作業終了

なんとか作業終了です。シートカバーは時間とともに馴染んでいくと思うのでたまにフィッティングは見直すつもりです。

「Bellezza セレクションタイプ」C-HR用シートカバーのレビュー

Bellezza セレクションタイプ」C-HR用シートカバーは個人的には概ね満足していますが、価格的にもクオリティ的にもどっちつかずな製品だと思います。開き直ってもっとリーズナブルな製品にするか、予算を増やしてフィッティングに定評のある製品にした方が良いと思います。

フロントシートのフィッティングはまずまず

フロントシートのフィッティングは悪くありません。パンチングの粗さも見慣れて気にならなくなりました。好みなデザイン(黒のパンチング)の物を選んだので室内の雰囲気はかなり良いです。

リヤシートはイマイチ

リヤシートカバーはきっちり引っ張ったので随分と”たわみ”は無くなりましたが、それでもフィッティングはイマイチです。ロック解除レバーの穴が大きいのは取り付け方に問題があるのか、型紙を取る段階で失敗しているのかはわかりません。シートベルトホールの仕上げも雑な感じなのでリヤシートの満足度は低めです。

ちなみに製品の品番は何度確認してもハイブリッド用でした。取り付け方で上手くフィッティングさせることができるかもしれないので判断は読まれた方にお任せします。

シートカバーのクッション材が増えたことによりファーストタッチがソフトになったので座り心地(触り心地)が気持ち良くなりました。

シートヒーターの効きの違いは気が付かないレベルで問題ありません。

厚みが増えたので仕方ありませんが、リクライニングやリヤシートを倒す時の動きは鈍くなっています。シートカバーが馴染んでくればそれほど気にならなくなるかもしれません。

最後に

フロントシートの取り付けにくさはC-HRのシートの隙間が狭いのでどのメーカーの製品を選んでも苦労すると思います。取り付けやすい工夫をしているメーカーもあるかもしれませんが、製品の詳細を見れないので確認はできません。

基本的にシートカバーの装着はかなり大変な作業なので予算の都合が付くのであれば、カー用品店やディーラーなど専門の業者に取り付けを依頼する方が良いかもしれません。少なくとも素手での取り付けは避けることをおすすめします。

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