停止表示板

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高速道路で何らかのトラブルで停車した時のために国家公安委員会認定の停止表示板を車載しています。しかし2年ほど前に認定を取り消された製品があるのを私は知りませんでした。

停止表示板の認定取り消し

国家公安委員会は2015年12月23日に、良栄プラスチック製シグナルエースRE-450(認定番号交F04-2)の認定を取り消した。製品は2004年に認定を受けたが、2008年に行った構造変更以降に製造された製品の表示板の一部の幅が狭く、基準に適合していなかったため。これを受け、オートバックスセブン、マツダ、スズキでは回収、自主改善を行っている。

出展:三角表示板 – Wikipedia

もともと「国家公安委員会認定」の停止表示板はそれほど多くの種類は販売されていなかったと思います。私が車載している停止表示板も10年くらい前に購入した「シグナルエース」だったので念のために確認してみました。

シグナルエース RE-500

「RYOEI シグナルエース RE-500 交F79-88」なので回収対象ではありませんでした。ですが「交F79-88」って1979年に認定された製品ってことですよね。

これも調べるまで知りませんでしたが、2015年に停止表示板のTSマーク認定基準が変更されていました。新基準に適合しているのは2016年以降にTS認定番号「交F16~」を取得した製品になります。

となると気になることがあります。

故障車両表示義務違反」に関しててです。

高速道路(高規格幹線道路などの自動車専用道路も対象)において故障その他の理由により自動車を運転できなくなった時は、政令で定めるところにより停止していることを表示しなければなりません。(道路交通法第75条の11)

「停止表示器材」として認められているのは、TSマークが貼付された「国家公安委員会認定品」か「EU規格適合品(ECE R27)」です。

※設置義務なので車載せずに高速道路を走行しても違反ではありません。

この義務に違反した場合「故障車両表示義務違反」となり、1点減点と反則金6,000円(普通車)を課せられます。

個人的な解釈になりますが、2016年以前に認定を受けた「RE-450」以外の「国家公安委員会認定品」は認定取り消しになっていないので、新基準に適合していなくても「停止表示器材」としては認められると思います。

「シグナルエース RE-500 交F79-88」は「停止表示器材」として認めらると思いますが古くなっているので新基準を満たしている停止表示板を調べてみました。

RYOEI トランク1号 TR-01

RYOEI トランク1号 TR-01」は「停止表示板」としてだけではなく「警告反射板」としても認定を受けた日本初の製品です。

停止表示板・警告反射板 RYOEI トランク1号 TR-01
RYOEI
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道路運送車両準拠/保安基準適合規格

国土交通省 国自審第1887号 装置型式指定「自W-1」
「警告反射板 RYOEI TR-01」

道路交通法準拠/TS認定規格

国家公安委員会 型式認定番号「交F16-1」
「昼夜間兼用停止表示板 トランク1号 TR-01」

エーモン 三角停止板

エーモン 三角停止板」も2016年以降のTS認定規格に適合した製品です。

道路交通法準拠/TS認定規格

国家公安委員会 型式認定番号「交F16-2」

2016年以降にTS認定番号「交F16-」を取得した製品

2016年以降にTS認定番号「交F16-」を取得した製品は上記2種類でした。

「警告反射板」としても認定を受けている「RYOEI トランク1号 TR-01」を購入したので機会を見て「RYOEI シグナルエース RE-500 交F79-88」と比べてみたいと思います。

高速道路で「停止表示器材」として認められているのは「停止表示板」と「停止表示灯」だけです。「発炎筒」は「停止表示器材」としては認められていません。

高速道路で事故や故障が発生したら

  1. ハザードランプを点灯させ、路肩に寄せる
  2. 同乗者を避難させてから「停止表示器材」を車から50m以上後方(見通しが悪い場合さらに後方)に置く
  3. ガードレールの外側など車より後方に避難(車内に残ると危険です)
  4. 非常電話か携帯電話で救援依頼をする

高速道路で救援依頼をする時は場所が特定できるように路肩にあるキロポストの数字を伝えます。携帯電話の場合、まずは道路緊急ダイヤル(#9910)に電話をして道路の異常を伝えてからJAFなどに救援要請をします。自動車保険のロードサービスも高速道路で利用可能です。詳しくは契約先の保険会社に問い合わせてください。

トンネル内で注意すること

  • トンネル内では発炎筒の使用は禁止されています。
  • トンネル内には原則として約750mごとに非常駐車帯が設置されています。
  • トンネル内で停止したら必ずクルマから降りて非常口などの安全な場所に避難してください。

トンネル内で「停止表示器材」を設置するのは大変危険な作業です。作業前に発炎筒で後続車に危険を知らせたくなりますが、煙で視界を悪くするために使用することはできません。

そこでおすすめなのが「LED発炎筒」です。車検対応品であれば発炎筒が無くても車検は通りますがどちらも車載して状況によって使い分ける方が良いと思います。

多くの製品がマグネット付きでボディに簡単に設置でき、発炎筒よりも長時間発光し、乾電池を使用するので繰り返し使えます。

RYOEI トランク1号 TR-01」と一緒に「エーモン 非常信号灯」も購入したので製品が届いたら紹介したいと思います。

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