ブレーキ全灯化・作成パーツ取付作業

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前回のブレーキ全灯化記事の続きです。それでは作成したパーツの取り付け作業に入ります。

これから先の作業は自己責任でお願いします。

ブレーキ全灯化DIYの配線図

簡単な配線図を載せておきます。

全灯化配線図

前回の記事と合わせて参考にしてください。

バックドア内側パネル

作成した全灯化パーツを装着するにはバックドアの内側パネルをすべて取り外す必要があります。クリップで止まっているだけなので手で引っ張ると外すことができます。

※リヤシートを前に倒してスペースを確保してから作業を行うと作業が楽です。

気温が低いとクリップなどを破損しやすいので注意してください。

バックドア上部パネルの取り外し

まずは上のパネルから外していきます。

バックドア上部パネル

バックドア上部パネルは4カ所のクリップで固定されているので手引っ張って取り外します。

固定用クリップ

クリップ」は消耗品です。破損しやすいので予備を準備しておいた方が安心です。

バックドア左右パネルの取り外し

左右パネルのクリップ

バックドア左右パネルは各3カ所のクリップとツメで固定されているので手引っ張って取り外します。


リヤゲートクリップ

パネルを外すとバックドアにクリップが残るのでホールに落とさないように取り外してください。


クリップの取り外し方

ラジオペンチなどを使って、しっかり保持しながら左右から指で軽くつまんで取り外すと失敗が少ないです。左側は配線があるので抜きにくいと思いますが無理をしないように慎重に取り外します。


クリップは無くさないように

取り外したクリップは無くさないようにパネルに取り付けておきましょう。

バックドア中央パネルの取り外し

大きなパネルはクリップの数も多いです。

中央の大きなパネルは大量のクリップで止まっていますが、周りから徐々に外していくと簡単に外すことができます。バックドアに残ったクリップがあればすべて取り外してパネルの所定の位置に取り付けておきましょう。

【ブレーキ配線分岐コネクター】取り付け

ハイマウントストップランプの左側にある [青] と [白/黒] の配線のつながったコネクターを外します。

ハイマウントストップランプコネクター

【ブレーキ配線分岐コネクター】の「配線コネクター」を接続するスペースを確保するために配線カバーに切り込みを入れます。※配線を傷つけないように注意してください。写真は切り込みを入れた後です。


ブレーキ配線分岐コネクター

ハイマウントストップランプの [青] 配線に【ブレーキ配線分岐コネクター】の「配線コネクター」を接続します。※配線の出ている向きに注意してください。

接続が完了したらハイマウントストップランプのコネクターを元に戻します。

【スモール逆流防止回路】取り付け

スモール逆流防止回路

【ブレーキ配線分岐コネクター】の「ギボシメス端子」に【スモール逆流防止回路】の「ギボシオス端子」を接続します。

運転席側・助手席側テールランプ(内側)スモール線加工

バックドアに装着されているテールランプのコネクターを外し、スパイラルチューブの黒いテープを剥がして配線を露出します。

スパイラルチューブの黒いテープを剥がして配線を露出

加工するスペースを確保するためにギリギリまで配線を取り出します。


スモール線加工

十分に配線を取り出したら、ギボシ端子のオスもメスも取り付けられる最良の位置で緑の配線をカットします。※取り付けるギボシ端子のオス・メスには注意してください。テールランプのコネクター側が「オス端子」です。

テール側にできるだけ配線の長さが欲しいのですが写真の位置が限界でした。

スモール線が細くギボシ端子の被膜用ツメを上手くかしめられませんでした。エーモンの「接続コネクター」を使う方が安心です。

【テール割り込み配線・ブレーキ逆流防止回路】取り付け

以下【テール割り込み配線・ブレーキ逆流防止回路】の整流ダイオードを接続した配線側を【ブレーキ逆流防止回路】、整流ダイオードの無い配線側を【テール割り込み配線】と呼びます。

ブレーキ逆流防止回路接続

加工したスモール線に【ブレーキ逆流防止回路】を接続し、テールランプのコネクターを元に戻します。【テール割り込み配線】にはまだ何も接続されていない状態です。※写真は助手席側テール


ブレーキ逆流防止回路

左右ともに【ブレーキ逆流防止回路】を接続後、余ったスパイラルチューブが邪魔なので「ギボシ端子」の位置でカットしました。【テール割り込み配線】にはまだ何も接続されていない状態です。※写真は運転席側テール

【ブレーキ信号引き回し配線】(助手席側テール用)取り付け

【ブレーキ信号引き回し配線】(助手席側テール用)を【スモール逆流防止回路】に接続して左テールまで配線を取り回します。

【ブレーキ信号引き回し配線】(助手席側テール用)

【ブレーキ信号引き回し配線】(助手席側テール用)の何も付いていない側の配線は取り回しの良い長さにカットしてから「ギボシメス端子」を取り付け、助手席側【テール割り込み配線】に接続します。

この段階でブレーキを踏むと左テールランプ(内側)が点灯するようになります。

【ブレーキ信号引き回し配線】(運転席側テール用)取り付け

【ブレーキ信号引き回し配線】(運転席側テール用)

運転席側【テール割り込み配線】に【ブレーキ信号引き回し配線】(運転席側テール用)を接続します。


【ブレーキ信号引き回し配線】(運転席側テール用)接続

【ブレーキ信号引き回し配線】(運転席側テール用)は「接続コネクター」を使って【ブレーキ信号引き回し配線】(助手席側テール用)に接続します。取り回しの良い長さにカットしてから接続してください。

点灯確認

すべての接続が完了して点灯テストを行います。

点灯確認

  1. ライトをOFFにしてブレーキを踏みます。
  2. テールランプがすべて点灯し、ライセンスランプが点灯しなければスモール系統への逆流はありません。
  3. ブレーキを離してスモールランプを点灯します。ハイマウントストップランプが点灯しなければ逆流はありません。

問題がなければ接続は成功です。

配線の固定

配線をまとめて接続完了

テストが成功したら配線を結束バンドやテープなどを使ってまとめます。接続部にテンションが掛からないように注意してください。パネルを戻せばブレーキ全灯化DIYは終了です。

ノーマル復帰について

ノーマル復帰

ノーマル状態に復帰させるには【スモール逆流防止回路】の「ギボシ端子」を外せばOKです。


未使用のメスカバーを利用

一応電流は流れないことになっていますが、心配であれば未使用のメスカバーを被せると安心感が増します。

こういう作業はドン引きな方には配線を傷付けずにブレーキの全灯化が可能な製品が各種発売されています。パネルを外す必要はありますが、カプラーをコネクターに挟んで配線をまとめるだけで全灯化が可能です。

製造時期やモデルなどで配線色が違う可能性があります。心配な方は「検電テスター」で通電を確認しながら作業を行ってください。

いつものお約束で申し訳ありませんが、自分で作業される方はくれぐれも自己責任でお願いします。

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