C-HRのエアコンとPTCヒーター

C-HRエアコンスイッチ
C-HRエアコンスイッチ

ハイブリッド車が冬に燃費が悪化する原因は暖房と暖機運転です。冬期間のエアコンの使用とPTCヒーターについて考えてみたいと思います。PTCヒーターはC-HR HV「寒冷地仕様」にのみ搭載されています。

PTCヒーターを作動させるために

C-HR HV「寒冷地仕様」でPTCヒーターを使用するには各種スイッチを作動するポジションに変更する必要があります。

  1. ライトスイッチ:OFF
  2. エアコンECOモードスイッチ:OFF
  3. エアコン風量:AUTO または 弱~強
  4. エアコン設定温度:HI

これで外気温と冷却水温の条件を満たせばPTCヒーターが作動します。

ライトスイッチが「AUTOポジション」では昼間などヘッドライトが消灯していても条件は満たさないそうです。

暖房時のエンジンの自動始動・停止

C-HRは暖房が必要な場面では設定温度や風量に関わらず冷却水温を一定の温度に保つためにエンジンが自動始動・停止します。冷却水温が60℃を超えると自動停止し、冷却水温が55℃まで下がると自動始動します。(暖房にのみエンジンを使用する場合)

外気温によっては冷却水温が40℃以下でエンジンの暖機のために自動始動します。(※お客様相談センターが返答を渋っているので冬期間検証してみます)
ハイブリッド車は寒いとたまに聞きますがPTCヒーターを作動させればガソリン車よりも早く車内を暖めることが可能です。走行中も暖房能力はガソリン車と変わりません。ただしエンジンがかかるのでその分、燃費は悪くなってしまいます。

PTCヒーターと冷却水温

PTCヒーターは単独で作動させることができないので冷却水温を保つためにエンジンが動いてしまいます。それにトヨタ車(多分ほとんどの車種がそうだと思います)に搭載されているPTCヒーターはラジエーターを通過する空気を暖める方式のため車内の温度を速やかに上げるのには役に立ちますが、走行中に作動させても燃費の改善にはほとんど影響がありません。それよりも走行中はエアコンのECOモードをONにする方が多少なりとも燃費の改善に貢献します。
温水式PTCヒーターで冷却水温を上げる働きがあれば走行中の燃費の向上を期待できますが温度の立ち上がりが遅いので空気加熱式よりも冷えた車内の温度を上げるまでに時間がかかります。

冬期間のエアコンの使い方

外が十分に寒ければA/Cのコンプレッサーはほとんど動かないので、A/CスイッチがONでも燃費にはさほど影響は無いと思いますが気になる方はOFFにしてもかまいません。(過ごしやすい季節はA/Cを切ると燃費が向上します)しかし長期間コンプレッサーを動かさないのはあまり良くないと聞きくのでたまには動かしてください。私は年間を通してA/CスイッチはONにしています。

足元とフロントガラスに送風
足元とフロントガラスに送風

マニュアルで使用する場合、温風の吹き出しは足元とフロントウインドウに同時に送風するポジションがおすすめです。曇ったり結露を起こさないのであれば好みのポジションでもAUTOポジションでも問題はありません。サイドウインドウにも風を当てることを意識して送風口を調整すると曇りにくくなります。

冬期間は内気循環モードではウインドウが曇りやすいので外気導入モードを使います。しかし内気循環モードの方が省エネなのは確かです。使用する場面や状況により使い分ければ良いと思います。私は年間を通して外気導入モードを使用しています。

最後に

PTCヒーターを作動させるには条件が多く少し面倒です。C-HRの取扱書を見てもPTCヒーターを作動させるための説明はどこにも書いていません。多分ほとんどのユーザーがPTCヒーターの恩恵を受けていないと思われます。特にC-HRの場合ライトスイッチがAUTOでは作動しないのは大きなデメリットでメーカーは常用させるつもりは無いのかもしれません。ではどんな場面でPTCヒーターが使われることを想定しているのでしょうか?

次回はPTCヒーターが活躍できそうな状況について書いてみようと思います。
PTCヒーターが活躍できる場面はズバリ暖機運転しかありません。始動直後、冷却水温が低い時でもすぐに暖かい風を送り出すことができるので、フロントガラスの霜や氷を解氷する時間を短縮することができます。