「ウインカー連動デイライト」の配線をコンパクト化して車内への配線の引き込みを完了しました。
車内配線のコンパクト化
仮設置のまま3日ほど様子を見て、不具合がないのを確認したので配線を考えます。
まずは車内配線を上手く収めなければなりません。
当初作成したままではとても収まらないので「ウインカー連動デイライト」のコントロールユニットから出ている配線を約10cmまで短くして「接続コネクター」を取り付け直しました。
「Ulincos 5極リレー」と「2極単投」スイッチは「結束テープ」でまとめています。
【減光回路】は抵抗を交換できるように「ギボシ端子」を取り付けていましたが、「Ulincos 5極リレー」の「ギボシ端子」と「ウインカー連動デイライト」の「接続コネクター」以外ははんだで結線して配線を極力短くしています。
他にも「純正風スイッチ」からの配線や既存の電装品の配線も無駄な部分はカットしてできるだけ短くしました。
車内への配線引き込み
さて問題の車内への配線の引き込みですが、強硬手段に出ます。
継ぎ手に千枚通しを取り付けてブーツに穴を開けました。
千枚通しで開けた小さな穴にマイナスドライバーを差して「マルチコアケーブル(4芯)」が通る程度に穴を拡大しました。
この穴をガイドにして配線通しを車内に貫通させます。私は「ガーデニング用の支柱」を利用しました。ごり押しせずに押したり引いたりしながら素直に通る位置を探します。
「ガーデニング用の支柱」は手の届かないヒューズボックスの上付近に飛び出してきたので「ペグ」を使って支柱の向きを変え、手前に誘導しました。
配線通しに「マルチコアケーブル(4芯)」を固定して車内に引き込みます。(抵抗になるので配線の先端には何も接続していません)
失敗したときの保険として、古い配線は撤去せずに新しい「マルチコアケーブル(4芯)」を使用しています。
今回は純正の配線の束の中を通ってしまったようで、車内側のゴムブーツも支柱を押して貫通させました。
上手く車内に配線を引き込めたので新しい「マルチコアケーブル(4芯)」に接続を切り替えます。「コルゲートチューブ」や「防水カプラー2極」はあらかじめ取り付けておきました。
配線の取り回しが決まったら端に「ブチルテープ」を巻き付けて配線を最後まで車内に引き込みます。手が届かない位置なので多めに巻き付けました。
穴の中にも「ブチルテープ」が入り込むようにブーツ側は薄めに巻いて配線を出し入れして馴染ませてください。
最後はヘラを使って周りをしっかり押さえてブーツに密着させます。寒いと「ブチルテープ」が硬くなってしまうので使う寸前までは暖かい室内で保管しておいた方が良いでしょう。
今回使用した「SOFT99 防振・防水ブチルテープ」は、とても柔らかく形も自由にできるので作業性はかなり良かったです。
エンジンルーム内配線の取り回し
新規配線はエンジンに接触しないように注意して、既存の配線に沿わせて固定しました。
コントロールユニットと接続
車内に引き込んだ「マルチコアケーブル(4芯)」は程良い長さにカットして「接続コネクター」を使ってコントローラーと接続します。
点灯テストを行い、問題がないのを確認してから、コントロールユニットをセンターコンソール裏に収めパネルを戻します。
クリップの破損
パネルをはめる前に破損したクリップを新品に交換します。
右が新品の純正クリップ、左が互換品の「内張クリップ」です。
固定できればどちらでも良いですが、意外と簡単に破損するので予備のクリップを用意して置くと安心です。
ウインカー連動デイライトの設置完了
すべての配線が収まりました。最後の点灯テストです。
問題がないのを確認し仮配線を撤去、ようやく「ウインカー連動デイライト」の取り付けが完了しました。
簡単な接続図です。過去の記事とともに参考にしてください。「ウインカー連動デイライト」の他に「Ulincos 5極リレー」2個、「2極単投」スイッチ1個、改造した「純正風スイッチ」1個、「整流ダイオード」6本、「1W酸化金属皮膜抵抗」合計14本、各種配線を使用しました。
炎天下での作業も辛いですが、寒い中(-3℃)での作業も厳しい物がありました。しかし「ウインカー連動デイライト」の取り付けは苦労に見合った満足感があります。
デザインが良いので製品そのままでも不満は少ないと思いますが、防水だけはしっかりと行わないと故障の原因になるので注意してください。
バンパーの脱着などが伴う作業は気温が低いとクリップやツメを破損させるリスクが高いので作業される方は気を付けて作業を行ってください。
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