先日の「車載ホルダー」取り付け作業中、知らない間にエアコンパネルを傷つけていました。
エアコンパネルの傷
不精をして養生せずに作業を行ったせいです。「車載ホルダー」のアームで擦ったのだと思います。
化粧パネルの傷
気を取り直し他の場所もチェックすると…。
ピアノブラックの化粧パネルにもありました。これは普段、スマホを使っていて付けた傷だと思います。まったく気が付きませんでした。
プラスチックの傷を消すには
プラスチックに付いた傷を消すには「極細」のコンパウンドを使うのが簡単です。
私が手持ちの中で真っ先にに思い付いたのが、Bピラーなどのブラック塗装面を磨くときに使用している「超ミクロンコンパウンド ダーク&メタリック」です。
ところがカチカチに凍っていて使い物になりませんでした。
他に手持ちは「ホルツ コンパウンドミニセット 粗目・細目・極細3本セット」しかありません。
中身を出すと分離していますが、凍ってはいません。(真ん中に見える小さな白い物質が砂粒です)
今回はこの「鏡面コンパウンド 極細」を使って磨くことにしました。
※「極細」は仕上げ用のコンパウンドで砥粒の大きさは平均1ミクロン(#8000)ですが、使用感から言って「超ミクロンコンパウンド ダーク&メタリック」の方が僅かに砂粒が小さい気がします。(個人的感想です)
コンパウンドの使い方
私が行っている方法です。
まずはコンパウンドをクロスに少量出して、磨きたい周辺へ軽く叩きながらコンパウンドを乗せていきます。※出し過ぎに注意してください。
磨きたい部分に乗せた(塗布した)コンパウンドを「クロスの磨く部分」で集めるように撫でて(なでて)、クロスと傷周辺にコンパウンドを馴染ませます。
磨く範囲はできるだけ狭く、動かし方は直線的に、極力弱い力で磨き始めます。
細かく表面の状態を確認しながら傷が消えるまで徐々に力を入れていきます。※コンパウンドの成分(水分)が無くなりそうになったらコンパウンドをクロスに少量足してください。
傷が消えないからと言ってゴシゴシ擦るのは厳禁です。傷が消える最小限の力で磨くイメージで作業を行います。
傷が消えたことを確認できたら、余ったコンパウンドは優しく拭き取って作業終了です。※傷が消えたときにコンパウンドが表面から無くなるくらいが適量だと思います。
クロスについて
使い古しでも構いませんが、泥や埃の付着していないきれいな柔らかいクロスを使ってください。おすすめは柔らかい「マイクロファイバークロス」や「クリーニングクロス」です。
今回の作業では液晶モニタにも使える「ELECOM クリーニングクロス M」を使いました。
磨く範囲が広い場合は「コンパウンドスポンジ」を使った方が均等に力を入れやすいのですが、プラスチックに使うのは個人的には怖い気がします。
ちなみに「ポリッシャー」を使わなければ作業がはかどらないほど広範囲を磨く場合はプロにお願いした方が無難です。
磨いた結果
傷が浅かったので簡単にきれいになりました。(1カ所1分以内で終了しています)
エアコンパネルも化粧パネルも元通りピカピカです。
メーターフードについて
メーターフードは不用意な清掃で傷つくことが多いので簡単に触れたいと思います。
メーターフードの清掃
私はあまり触らないようにしています。埃が気になったときは「クイックルワイパー」を使っています。とにかく優しく慎重にが基本です。
排ガスやヤニでメーターフードが汚れている場合
- 「クイックルワイパー」などで埃をきれいに取り除いてください。
- 薄めた中性洗剤を含ませた「マイクロファイバークロス」を絞って、押さえるように汚れを拭き取ります。
- 残った洗剤分は水で濡らした「マイクロファイバークロス」を絞って、押さえるように取り除きます。
- 洗剤分がなくなるまで何度か繰り返してください。
- 残った水分は別の乾いた「マイクロファイバークロス」で押さえるように水分を取り除いて作業終了です。
メーターフードを傷つけた場合は?
C-HRではありませんが、ウェットティッシュで不用意にメーターフードを拭いてしまい、細かな傷を作ってしまったことがあります。そのときは「ホルツ プラスチックポリッシュ」を使って傷を消すことができました。
もし今、メーターフードを傷つけてしまったとしたら、スペック的に粒子サイズ0.2ミクロン(#15000)の「スーパーファインコンパウンド」を使って磨くのが最善な気がします。(使ったことはありません)
プラスチックの深い傷には
プラスチックの傷を消す場合、ほぼ「粗目」や「細目」の出番はありません。私は「極細」で消せない傷はあきらめます。
「失敗したらパーツ交換上等!」であれば、「極細」で消せなければ「細目」、それでもダメなら「粗目」と番手を上げていけば最終的に傷は消せるかもしれません。ただし傷の深さまで削る必要があるので表面がゆがんだり、へこんだりするのであまり満足感は得られないと思います。
UVレジンの可能性
深い傷やひび割れに対して「UVレジン」を流し込んでから磨くと目立たなくできるかもしれません。実際に「UVレジン」を使って補修したことがないので効果のほどは不明です。
傷を消す際は磨き過ぎにだけは注意してください。
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