「ウインカー連動デイライト」を減光するための「減光用抵抗」を作って明るさなどをテストしました。設置した後でも抵抗値を変更できるようにギボシ端子を使っています。
減光用抵抗の発熱問題
当初、1W酸化金属皮膜抵抗の昼間は22Ω、夜間は100Ωを使って減光するつもりでしたが、かなり発熱してしまって気持ちが悪いのでブレッドボードを使って発熱テストを行いました。
抵抗値を200Ωまで上げると発熱しなくなりますが、ちょっと暗く感じます。
結果、昼間は22Ωを2本並列にして、2組を直列で合計22Ω4本、合計抵抗22Ωに、夜間は330Ωを3並列にして合計抵抗110Ωにしました。
発熱は人肌より少し暖かい程度で希望通りの明るさになっています。
「減光用抵抗」は左右2組必要で、それぞれ前方(または後方)に「整流ダイオード」を接続して1本にまとめ、デイライト本体の赤ラインに接続します。
昼間のデイライトを100%で点灯させる場合、22Ωの回路は必要ないので「整流ダイオード」のみ接続します。
ウインカー連動を単独運用しないのであれば「整流ダイオード」も接続せずに直結でもかまいません。抵抗値は好みの値で問題ありませんが、発熱にだけは注意してください。
「減光用抵抗」は5極リレーに接続して【減光回路】が完成するのですが、それはまた別の記事で説明します。
抵抗部分だけでそれなりの長さになってしまいました。上手く収めるには頭を悩ませなければなりません。
デイライトの配線加工
抵抗を使用した場合の明るさと発熱をチェックするのに「ウインカー連動デイライト」の配線を加工しました。できるだけ配線の長さをキープしたいのでコネクターに近いところでカットしています。
配線はダブル線にビニールのカバーだと思っていましたが、2芯と3芯のキャブタイヤケーブルでした。コントロールユニットから出たデイライトへの配線がなんとなく発熱している(配線の太さが間に合っていない?)ので対策として採用されたのでしょうか。
カットしたコネクター側の赤ラインに「ギボシ端子メス」をはんだ付けします。黒ラインは【減光回路】を組み込んだ際、長さを合わせるのに延長しました。
発光部側の赤ラインには「ギボシ端子オス」をはんだ付けします。
テスト用の配線が完成しました。これで【減光回路】を簡単に入れ替えることができます。実際に設置するときは【抵抗回路】は車内で接続します。
ついでなので、コントロールユニットの電源ラインも延長して「ギボシ端子」を取り付けました。これはテスト用ではないので熱収縮チューブでしっかりと絶縁しています。
点灯テスト
コントロールユニットとデイライト本体を接続して点灯テストを行います。
左側は抵抗なし、右側は昼間用22Ω抵抗を接続した状態です。写真では暗く感じますが意外と明るいです。
左側は抵抗なし、右側は夜間用110Ω抵抗を接続した状態です。
純正デイライトとのバランスを考えて、暗くても眩しさを感じない程度に減光することができています。
気になっていた配線の発熱も【減光回路】を組み込むことで無くなりました。
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