ヒグマの出没に影響されず利用可能な安全な高架木道のある「知床五湖フィールドハウス」に向かいます。
知床5湖
私たちは(私は?)もちろん高架木道しか散策しません。
地上遊歩道は5/10~7/31まではヒグマ活動期のため「ガイドツアー」のみ利用可能で、8/1からはレクチャー(約 10分間・大人250円)を受けた方のみ散策可能です。10分おきに50名までの立ち入り制限があるので混雑時は待ち時間が生じる場合もあります。大ループ3.0km、小ループ1.6kmの2パターンのルートで散策できます。 いずれも一方通行でトイレや売店はありません。
駐車料金は普通車が500円(税込)、バイクが200円(税込)でした。私たちの行った時は駐車場も比較的空いていましたが、連休やお盆の時期は非常に混み合い渋滞もあるそうです。「知床五湖フィールドハウス」の隣には知床五湖パークサービスセンターがあり、お土産や軽食を販売しています。高架木道にもトイレはありませんので散策前に済ませておきます。
知床五湖・高架木道
高架木道は折り返し地点の湖畔展望台まで往復1.6km、所要時間は約40分と書いてありました。
高架木道には7000Vの電気柵が張り巡らされています。
さすがにこの高さと返しと電気柵があればヒグマは簡単には侵入できないでしょう。大いに安心できます。
高架木道はバリアフリーなので車いすでの通行も可能です。運が良ければ(?)高架木道からヒグマを見ることができるみたいです。
途中、高架が低い所が見えてヒグマが進入可能ではないかと気になりましたが、近くで見ると2重、3重に防護してありました。
ここでは安全が確保されているので安心して景色を楽しむことができます。怖いくせにヒグマが出ないかちょっと期待してしまいました。
地上遊歩道から高架木道に入る一方通行のゲートです。ヒグマが進入できない様に鉄製の扉とゲートがあります。
知床一湖にある折り返し地点の湖畔展望台から知床連山を一望できます。ここにはたくさんベンチがあったので一休みしてから戻ることにしました。
帰り道、知床連山にかかっていた雲がこちらに降りてきています。これから知床峠を通るのでちょっと嫌な感じがします。
帰りに知床五湖パークサービスセンターで「こけももソフト」を食べてから出発しました。暑かったせいかここの「こけももソフト」の方が他の所よりも美味しく感じました。
知床峠
やはり知床峠は厚い雲のために全然前が見えません。ライトとリヤフォグを点灯して慎重に走ります。道路わきにはところどころ残雪を見ることがきました。
知床峠パーキングからは、晴れていればオホーツク海や「羅臼岳」を間近に見ることができるのですが
視界が悪く暗いので(ヒグマに気付けない)降りずに先に進むことにしました。
知床峠を過ぎた辺りで一瞬硫黄のニオイがしました。「熊の湯温泉」のニオイがここまで漂って来ていたのかもしれません。この辺の知床峠から「羅臼湖」入り口の道では6月以降、たびたび人を避けないヒグマが目撃されており注意喚起されています。
・知床横断道路を通行の際にはヒグマ遭遇に注意! [2017年07月05日]
知床・らうす
羅臼側はどんよりとした今にも雨が降りそうな天気でした。知床峠の反対側は暑かったのにこちら側は少し肌寒い感じです。
羅臼町・道の駅「知床・らうす」に立ち寄ります。実はここで「ほっけのおにぎり」を買う予定でしたが朝の食堂のせいで少し食に対して警戒していて忘れていました。実際お腹も空いていなかったですけどね。
道の駅のインフォメーションでは「ホエールウォッチング」の時刻表が確認できます。今日は悪天候で運行を見合わせているみたいですが、クジラやイルカが見えているみたいですね。
この看板を見て「深層水ソフトクリーム」だけは忘れずに食べました。薄い水色でほのかに塩味のするバニラです。少し寒かったのと「こけももソフト」を食べた直後だったので、あまりありがたみを感じませんでしたが暑い日に食べるには塩分がうれしいと思います。さっぱりした味でした。
雨の降らないことを祈りつつ釧路に向かいます。
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