今まで放置していましたが、「レーダー探知機」の配線を露出しておくのは良くないと考え、Aピラー内張パネル内に配線を隠しました。
きっかけは「ソーラーバッテリーチャージャー」の取り付けです。
Aピラー内張パネルの外し方
まずは、Aピラー内張パネルに被っている部分のウェザーストリップを外します。(引っ張るだけで外れます)
次にAピラーの内張パネルを外すのですが、エアバッグが展開したときにパネルが飛んでいかないよう、ストッパーでクリップに繋がれています。
まずはサイドエアバッグが展開したときの状態までパネルを外します。(隙間が空く程度)
「内張りはがし」などを使って上から手前に引っ張ると簡単に外れます。(私は手で外しました)
クリップが外れた手応えあるのでわかると思いますが、パネルがフリーになればOKです。
この段階では、パネルとクリップはストッパーで繋がっているので取り外すことはできません。無理にパネルを引っ張ってストッパーやクリップを破損させないように注意してください。
パネルをAピラーから完全に取り外すには、クリップをAピラーから引き抜く必要があります。
Aピラーに固定されているクリップは、根元にある両サイドのピンを押してツメを引っ込めた状態で引き抜かなければなりません。
「カップリングツール」など専用の工具があれば良いのですが、持っている人は少ないと思います。もちろん私も持っていません。
このクリップを専用工具なしで引き抜くには、クリップのツメを片側ずつ外すことで可能になります。
ピンを押すときは、パネルをクリップが抜ける方向に軽く引っ張りながらピンを押してください。ツメが外れた感覚があれば成功です。※ピンを軽い力で押せばツメは引っ込みます。
もう片方のピンは、先に外したツメが戻らないように、引っ張る方向に注意しながら押します。上手くいけばピンを押すと同時にクリップが抜けてくると思います。
※力は必要ないので、無理に引っ張らないように注意してください。
クリップを外す順番は、パネルを浮かせた隙間から天井に近い方のクリップを取り外して、広がった隙間からドアミラーに近い方のクリップを取り外します。
ピンを押す工具はドライバーなどよりも「クリップはずし」など先の曲がった工具の方がピンを押しやすいと思います。私は「先曲がりピンセットラジオペンチ」を使ってピンを押しました。
2カ所のクリップが外れたら、パネルを取り外すことができます。
パネルを戻すときは、Aピラー内張パネルの切り欠きを差し込んでから、【ドアミラー側のクリップ】 → 【天井側のクリップ】の順で、奥まで確実に差し込みます。
一度この状態でパネルを軽く引っ張ってクリップが抜けてこないことを確認してから、パネルとクリップを固定して元の状態に戻します。
最初はこの位置から配線を出そうと思っていたのですが、エアバッグが展開した(Aピラー内張パネルが吹き飛んだ)ときに「レーダー探知機」が飛んできそうな気がしなくもないです。
そこで、パネルの差込口横の隙間に配線を挟み込み、ウインドウ側から「レーダー探知機」へ接続することにしました。
配線も抜けにくく一石二鳥(?)です。
[OBD2コネクター] までの配線はダッシュボードの脇に沿わせて、足元のパネルを外して中に隠しました。
「OBD2接続アダプター」を [OBD2コネクター] に接続すれば作業終了です。
今回は [OBD2コネクター] に対する追加の作業を行っているので、別の記事で詳しく紹介したいと思います。
コード隠しが完了しました。
Aピラー内張パネルとスピーカーパネルの間に配線分の隙間はできますが、気になるほどではありません。
下の配線の曲がりが気になりますが、誰も気が付かないでしょうからとりあえず放置します。
パネルの隙間を拡大しました。スピーカーパネルは外していないので中の構造はわかりませんが、スピーカーパネルの奥から配線を取り出しても良かったかもしれません。
これで何かあっても「レーダー探知機」が自分に飛んでくることはないでしょう。
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