「COB 36発LED (50x20mm)」を改造しました。ノーマルのまま使うと発熱のせいで壊れてしまいそうですし、眩しすぎます。作業ついでにラゲージルームランプのリベンジとライセンスランプの交換も行いました。
COB 36LEDの改造
Amazonのレビューでは22Ωのチップ抵抗が実装された製品も出回っているみたいです。ただ私は安全な範囲での最大の光量を求めているわけではないので実際に点灯させて好みの光量を決めて本格的に改造(改良)しました。
求めているのは暗い中で急に点灯しても眩しいと感じない(びっくりしない)明るさです。私は100Ω以上の抵抗しか持っていないので「ブレッドボード」に100Ωのカーボン抵抗を1~5本まで並列に接続して[100Ω、50Ω、33.3Ω、25Ω、20Ω]の12.0Vでの明るさを確認しました。
33.3Ωと25Ωでかなり迷いましたが全体的なバランスを考えて33.3Ω(100Ωの3並列)に決めました。50Ωだと暗く、20Ωだと眩しく感じます。33.3Ω(100Ω並列3本)ではCOBからの発熱は感じませんでした。
心細いコードも12芯の並行コードに変更します。
新しく30Ωの抵抗を買えば良いのですが、たくさんあるので手持ちの物で済ませます。
1/2W100Ωカーボン抵抗を3本並列にハンダ付けして配線に割り込ませました。コードは12芯の物に交換済みです。
熱収縮チューブで絶縁処理します。
プラスラインにスイッチングダイオードを取り付けてウェッジベースの中に収めています。透明の熱収縮チューブで絶縁処理も行いました。
20分以上点灯させましたが発熱は感じません。弱い光でも36個も集まると結構な明るさになります。大幅に安全マージンを取ることができたと思います。
取り付けに問題はありませんが抵抗の部分がテンションを掛けてしまっています。もっとコードを長く(あるいは短く)した方が取り回しが楽でした。
今回、安価なCOBは明るさ対コストの面でかなり優れた製品だと思い知ったので、これからはサイズが合う部分にはCOBを第一選択にするつもりです。
発熱が凄いのでノーマルでの使用はおすすめしにくいですが、抜群のコストパフォーマンスなので改造ベースとしておすすめします。
ラゲージルームランプのリベンジ
ラゲージルームランプ用のLEDも自作しました。ジャンク品ではなく、秘蔵っ子の高品質3chipFluxを使っています。ユニバーサル基板を直接接続できるように切り出しました。
「手っ取り早く簡単に!」を言い訳に作りが雑ですが、3chipFluxを6発使用しています。
回路は3chipFlux3発に対して1/4W130Ωカーボン抵抗を1本使用して並列で接続しています。密集させていますが発熱はありません。あとマイナス側にスペースはありますがこれ以上光量を落としたくないのでスイッチングダイオードは使用しませんでした。(※CRDを使う場合は必要です)
取り外したラゲージルームランプは矢印の方向にクリップを外すと分解できます。取り付ける時は左側のフックを引っ掛けてからクリップで固定します。
基板は奥まで届く長さにして接続部にハンダと足で高さを持たせて簡単には抜けない様にしています。マジックのマーキング側(写真手前側)がプラス端子でした。
この部分のクリアランスが無いので8灯化は無理でした。50×20mmのCOBを透明カバーに収めるには両方のカバーの加工が必要だと思います。
組み立て完了です。良い具合に収まりました。
今まで使用していた「T10 面発光 LED 5W汎用」よりも明るくなりました。
反対側までしっかりと光が届いています。とりあえずリベンジは達成です。
ラゲージルームをさらに明るくするには増設キットを取り付ける方法もあります。説明を見ると3chipSMDが48発も搭載されているので明るすぎる気がしなくもないですが、クリスタルカバーとタッチスイッチは魅力的です。取り付けはカプラーオンタイプなので車を傷つけることはありませんが、蛇腹を通すところが少し面倒かもしれません。
ライセンスランプ交換
ルームランプに使っていた「8連 SMD T10ウェッジバルブ」を分解してみると100Ωの抵抗を2本(合計200Ω)使っていました。220Ωの1/4Wカーボン抵抗1本に変更してスイッチングダイオードも接続しました。結果、発熱を随分と抑えることができたのでライセンスランプに使うことにしました。
ライセンスランプの交換はこの部分のフタを外して行います。
切り欠きに内張剥がしやテープを巻いたマイナスドライバーなどを使ってフタを外してください。
ライセンスランプは反時計方向に回してロックを外さなければ抜くことができません。初めて回す時は硬いと思いますが自信を持って回してください。工具などは使わない方が良いと思います。
LEDを取り付ける時はスモールランプをオンにして必ず点灯確認を行ってください。正常に点灯したら逆の手順で戻します。切り欠きがあるので注意してはめてロックするまで時計方向に回してください。
点灯状態による明るさの比較
思ったよりも苦戦しましたが、ようやく室内のLED関連の変更に満足しました。簡単な目安としてスマホのカメラをマニュアルモードで撮影して明るさを比べてみます。私のPCでは肉眼で見るよりも若干暗い感じに写りました。
ルームランプ未点灯状態です。
改造した「COB 36発LED (50x20mm)」の運転席側バニティランプのみ点灯させた状態です。3chip4SMDよりもかなり明るくなりました。明る過ぎず嫌みの無い明るさです。
「CAROZE LEDルームランプ」の点灯できる最低輝度に調整してあります。パーソナルランプの運転席側のみ点灯させた状態です。バニティランプよりも明るいです。それぞれのルームランプのバランスにやっと満足です。
フロント×2、バニティ×2、リヤとすべてのルームランプを点灯させた状態です。かなり明るいので遠くからでも中が丸見えです。ドアオープンでリヤランプも連動させていましたが、十分に明るいのでリヤの連動は切るつもりです。
LEDの改造など自分で作業される方はくれぐれも自己責任でお願いします。
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